月が綺麗だからなんだって話で

アセクシャルな人間の日々の雑記

将来の夢

 

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お題の期間は過ぎてしまっているのだけれどちょうど最近よく考えていることなので、私の思い描く未来について書きたいと思います。

恋人氏へ。あなたは苦しくなってしまう話だと思うので、もしここを開いているのならこの先は読まないほうがいいです。ごめんね。

 

 

 

やりがい搾取の代表格だった大好きな仕事を辞めざるを得なくなり、安定した給料をもらえる会社員を満2年やって、母親が結婚した年齢を迎え、最近ようやく未来を思い描く余裕ができてきました。
25歳になったら死んでもいいやと思っていた私が変われたのは、隣で一緒に今を歩んでくれる恋人がいるおかげです。いつもありがとう。

 

でも今の私は、色々な事が重なって「ここから先をどう生きていこうか」と悩んでいます。
ちょうど分岐点に立っているところなのだと思います。そして分岐点の前で私は足元を見つめたり、それぞれの道の先を見つめたり、道のない真ん前を見つめたりしています。ですが、見つめた先に映るものは何もありません。答えは何も見つかりません。

 

 

恋人と付き合いたての私のままであれば、2年くらい付き合ったらお金も貯まっているだろうから結婚して、恋人が働いて私が家のことをして、また1年後に子供が生まれて、なんてことを考えていたのかもしれません。
でも、私も彼もその当時とは状況が変わっていて、そんな生活は叶わなくなりました。とは言え「そんな生活」を望んでいたわけではないので「叶わない」というのは言葉が違うのかもしれませんが、私には【恋人が夫婦になって親になること】における古い観念での「当たり前」が刷り込まれていたので、なんとなく「そんな生活」を送るのだろうなと思っていました。

その刷り込みを捨てて、真面目に働く自分を見つめなおさなきゃいけないと思ったのがちょうど一年前。これから先一緒に生きてゆきたいと思った彼が、うつ病になったのです。
私自身がうつ病とは長い付き合いだったのと、彼の仕事自体がうつ病になる人が多い業界なので衝撃はありませんでしたが、私はそのときから「これからふたりはどう生きていくのか」「私はどう生きていくのか」という、逃げられない現実に直面しています。

 

 

恋人は休職し、しばらくして退職しました。それからは傷病手当とこれまで彼が頑張った貯金と、私の収入で一緒に暮らしています。

彼のすごいところは、あまり収入が多くない私に負担をかけないようにと、色んな制度を調べて、外に働きに出なくても収入を得る努力をしているところです。本当にすごいです。
病気に振り回されて思い通りに事を運べない日もありますが、それでも彼は「やらなきゃ」とがんばります。うつ病の人ががんばったらいけないことは彼も私も百も承知なのですが、彼は私に負担をかけまいと「自分のことは自分で」と言って、休職してからずっとがんばっています。


私がもっと稼げればお互いに楽な生活ができるし、彼もがんばりすぎないで済むのですが、世の中そんなにうまくいきません。

 

最悪なことに、今は私自身が過度のストレスに苛まれてしまっています。
最悪です、最も悪いです。仕事以外の時間もやさしい心ではいられないのだもの。恋人とにこにこ笑って過ごしていたいのに。

おそらく私は、普通の会社員が向いてないのでしょう。なぜこれっぽっちのお給料で、多くの理不尽に耐え、おじさんたちの機嫌を取り、若さを消費して、自分を優先した未来像を語ると「辞める人間はいらない」と言われる日々を過ごさなければならないのかと思ってしまいます。(手取り1億円くらいになったら我慢するけどね)
しかも、今年に入ってから会社が私たち若手社員への辛辣な取り決めを行なったこともあって、今私はこの仕事に対して、向上心もやる気も失くしてしまっています。

 

刷り込みを捨ててからこの1年間、私が描き直した未来は結局、ありきたりなものでした。
今年の賞与で親への借金を完済し、あと2年で貯金も安心できる金額に届いて、会社を辞めて、そのくらいで多分結婚して、新しい仕事を始める。そうしてるうちに子供が二人くらいうまれて、家で仕事している彼と外で働く私とで一緒に子供を育てて、手が離れたらまたふたりの時間を楽しんで、そうして穏やかに死んでいく。
そんな単純な未来を思い描いていました。

とてつもなく単純でも、大学を卒業してからずっとその日のお金を稼ぐので精一杯で未来を見る余裕がなかった私が、今の会社に入って恋人ができて「この人と生きたい」と思って、ようやく思い描けた未来でした。

 

ですが現状はそれがこうなってああなって、では、どうしようか、と。
(賞与がなくて今年で親への借金完済できないって思った瞬間の絶望たるや)

最近の私は「お先真っ暗だな〜」とぼーっとしてしまうことが増えました。お金さえあればと思うものの会社にそれは望めない、副業もダメ、貯金もない、となると基本的に詰んでいるわけです。人生詰んでるなぁって思います。
そういう時にはこうやって文章を書くことで人間であろうとしていますが、さて。

 

どうしましょうか。どう生きましょうか。

 

 

 

すこし話が変わりますが、私はどんな物事も「それが私の運命なのだ」と受け入れる、極度の運命論者です。
私の対極にいるのが恋人で、彼は「自分の行く先は自分で作ってゆく」という思考の、自由意思論者です。

今、彼ががんばっているのは、彼の信念に則って、この先の人生を良くするためです。
しかしながら、私ががんばるのは「私が信じる《明るい未来》への道中の《現在》では、苦しいことを経験しておかなきゃいけない運命なんだ」と思っているからです。そういう道の上を歩いていると思っているからです。もはやこれは諦めです。

 

私はキリスト教の「神はあなたが耐えられない試練は与えない」という思想は大嫌いですが(もしキリスト教徒の方がいたらごめんなさい)、そういう時の私に与えられた選択肢は「乗り越える」or「死ぬ」だと思ってきました。多分今も思っている気がします。
聖書では「神は耐える事が出来るように、試練と共に脱出の道も備えて下さいます」と続きますが、今まで「死ぬ」以外の脱出の道があった事がないからね、私は。怒ってます。

だから私の場合、死ねないのなら乗り越える以外にないんです。絶望ですよ。だってそんな体力ないもの。ほんとうに無理なの。「無理無理これは無理死ぬ!死んじゃうよ!」って思う。散々思ってきたのだけれど……

残念ながら、なぜか越えてきてしまっています、これまでの私は。なぞの実績。
越えられなさそうに見えても、急に地盤沈下で山が変形して登りやすくなったりとか、逆に私の足元が上がっていつのまにか登れてしまったりとか、あーこれは死んでしまう確実に無理と思ったところでなんらかの手助けがあって生きられるとか。そんなことばっかりなんです、私の人生。ね、運命論者にもなるでしょ?
だから、悲しいかな、多分この先も越えられない山はないはずなんです。そんなこと言ってると、周りに「君は強いね」とか言われるんですけどね。影山澪奈ちゃんじゃないけど、私は別に強くなんかないんですよ。「それが運命だから仕方がない」って受けいれて諦めてるだけなんです。(3年A組、最終回よかったね)

 

ちょっと話が逸れましたが、結局今お先真っ暗に見えるけれども、私は何だかんだもがくと思います。試行錯誤して、生きて、気がついたら私の信じる《明るい未来》に立っているんだと思います。

そう、私は運命論者なのだけれど、バカでもあるので、昔から「自分の未来が暗いはずがない!というか超明るいに決まってる!!」という謎の確信をもっています。
だから、私の中に「やりたいこと」があるのならそれをやってみていいんだと思うんです。それが多分《明るい未来》のベースになるから、《現在》の私が「やりたいこと」を抱えてるんです。それすら運命っていうね。
運命論者じゃない人はそこまで運命に縛られてるって考えると腹がたつと思います。たぶん、まあ、そういう人たちの方が幸福度は高い気がします。私のこの運命論は結局逃げなので、不幸になったときのショックが少ないこと以外メリットはほぼないです。あんまりオススメしません。

 

私がやりたいと思っていることをこの先やっていけば、きっと私は、私たちは、ちゃんと幸せになれるはずなのです。今は靄がかかってしまって右も左もわからないけれど、きっといつか晴れる日がくると、根拠のない自信があります。バカみたいだけど、「お先真っ暗だなぁ~」ってぼーっとしてしまう私には、いつもそう言い聞かせています。じゃないと死んじゃうもの。

 

私の信じる《明るい未来の私》は、こうやって文章を書いて、もっと書いて、今よりも多くの人に読んでもらえています。ひょっとしたら写真もなにか、もっとたくさんの人の目に触れているかもしれないです。あとね、たくさんの人とお話して、いろんな人の大好きなものに囲まれることをしているんじゃないかな。それと逆の、誰しもが泣いていい場所も作っていると思います。

色んなことをやりながら、ほわほわとあたたかい、心のやさしい人になります。いつか。

そして、私の信じる《明るい未来のふたり》は、子供はいるかいないかわからないけれど、お互いが望んだ事でお金を稼ぐことができていて、かわいい動物に囲まれて、おだやかな場所でたのしくしあわせに暮らしているはずです。
あと、毎日おいしいごはんを食べています!これは絶対!!(料理上手になる必要がありますね)

 

小学生の将来の夢みたいな未来だけれど、その平穏な日々としあわせな生き方が、私の《明るい未来》です。

 

 

 

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「明るい未来」って花言葉の花の写真があったからこれを頭に載せようと思ってたのだけれど、右側に鎖があるでしょう?この鎖がなんだかあまりいいイメージ持たなくてやめました。花自体は好きなんだけどね。がんじがらめになってる時にこの写真を撮ってるから、そういうモチーフが写真に写ってしまっているのかなぁと。良くも悪くも素直な私の写真についての余談でした。

 

余談ついでに、

今私がいちばんやりたいことは、いろんな人と好きなものの話をしたり、苦しいことの話をしたりすることですなのですが、どうしたらそういう場を作れるんだろう…と思ったので、とりあえず質問箱作ってみました。私に対しては何もなくてもいいので、書きたいことがあったり吐き出したいことがあったりしたら、ぜひ書いてみてください。あなたが考えていることを教えてほしいです。

匿名で聞けちゃう!つきのさんの質問箱です | Peing -質問箱- 

 

 

 

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