月が綺麗だからなんだって話で

アセクシャルな人間の雑記

いつまでも、私の友達でいてください

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私の大好きな友人たち、四天王の紹介をします。

 つねに「私は四天王以外の友達がいない」と自虐しているので、この話をしたら身バレしそうなだけれども、四天王というのはこれまでにできた貴重な友人4人のことを指します。

・小学5年生から中学3年生まで一緒だった地元の女の子
・私が小学6年生の頃から可愛がっていたひとつ下の後輩くん
・高校1年生で運命的な出会いをし上京してもなぜか徒歩圏内に住んでいた女の子
・大学で私のお世話をしてくれて卒業後はもはや同棲していた女の子。

の、以上4名です。

 

(1)地元の同級生の子、ひとはちゃん(仮)

ひとはちゃん(仮)とは小学5年生で同じクラスになり、家が近いことがわかって(近いと言ってもど田舎なので10分か15分は歩く)一緒に登下校しているうちに仲良くなりました。
その当時私は21時以降のテレビが観れなかったのだけれど、花男野ブタ、イケパラ、メイちゃんの執事などの人気のドラマをどうしても観たかった私は、学校へ向かう道中の30分間、ひとはちゃんに昨夜のドラマのあらすじと「きゅんきゅんポイント」を聞かせてもらっていました。
今考えると1時間ドラマの概要を正確に友人に伝えることができ、ドラマを見た自分と同じだけ相手をときめかせることができた彼女の話術は、とてつもなくすごい才能だと思います。小学生だからね、その頃。確かにひとはちゃんは話も文章も上手だったなぁ。

それから、小学6年生と中学1年生のとき私は盛大ないじめにあって、もちろんひとはちゃんはいじめる側についてたのだけれど、それでも私は彼女に恨みを抱くことはなく今に至ります。まあね、自分がいじめられるのは怖いからね、仕方がないなぁと思う。ひとはちゃんのことは、とうの昔に許しているので大丈夫です。
(ちなみにこれは私が彼女に対してそう思えているだけで、いじめに加担した友人誰でも許せる訳ではないです。愛しくて狂おしいほど憎い女の子もいます。その子の話も今度しようかな。いじめの主犯に対しては、Facebookで幸せそうな姿を見ると思わず👎を連打したくなるけれど、私は大人だからそんなことはしない。キャビンアテンダントしてるんだってさ。ヘッ。)

ひとはちゃんは地元に残っているので、私が帰省した時にはほぼ絶対に会うことにしています。そこでお互いの知らない間の報告をしたり、昔を懐かしんだり、将来の話をするのがとってもたのしいのです。別れた後に、その日の話を思い返しながら「こんな話をするほど時間が経ったんだなぁ」とちょっとうるうるすることが増えました。
ちなみに今年の正月に会ったときは、2人とも将来の話が現実的な物事ばかりになっていて、これまで以上に時の流れと自分の年齢を感じました。つらい。

もうひとつ楽しみにしていることが、お互いの誕生日に送りあっているメール。
携帯を初めて持った高校1年生からずっと続いている恒例行事で、最初の頃は普通のお祝いメールだったのだけれど、ネタ期をはさみ、今はわりと長文になっていて近況報告も兼ねています。お互い日付感覚が死んでいるので遅刻することが多々あるのだけれど、それでも毎年送りあっている大事なメールです。
いつまで続くのかなぁ、でもいつまでも続けられるといいなぁ。

そういえば、誰それ構わずに、知っている人の誕生日が来ると送りまくっていた高校時代だったことを今思い出して戦慄しています。顔と名前が一致しない子からメール来たこともあったなぁ。ネットリテラシーが有って無いようなの頃の話ってこわいね。デコメとかすごく好きだったけどね。

 

(2)後輩くんは、このブログのはじめの方に出てきている男の子、フタバくん(仮)。 

tskmrso.hatenablog.com

 1歳下なだけだから男の子なんて歳じゃないし見た目でもないのだけれども、背の順で前から4番目のチビだった私よりも、フタバくんの方ががちっちゃくてかわいいいクソガキだった頃からの付き合いなので、未だにその頃の印象が抜けなくてずっと男の子って言ってしまいます。やめた方がいいと思うのだけれどもね、大人の男性ですし本当は。でも年の離れた兄弟がもうずいぶん大きいのに幼稚園児のように感じてしまうのと完全に同じで、いつまでも男の子と言ってしまいます。
私には弟が2人いるのだけれど、フタバくんもそこの並びにいます。というと恋人氏に「俺に妹みたいな女友達がいていいんですか〜〜?」って言われてしまうのであまり言わないようにしているけれど、実際はそんな感覚。

フタバくんに関してはすでに色々書いてあるので、ひとつだけ。
お正月に会った時に《別れたことをずいぶん引きずってメンタルがボロボロになるくらいの恋愛をした話》を聞いて、「ああ、この子ちゃんと人間やったんや...まじか...え、ほんまに??」と驚愕しました。なんだかとってもエモいお話でした。
フタバくんが東京にいて、私と月イチで絶対に会って遊んでた頃、当時付き合っていた彼女のことを面倒くさいとか色々言っていたので「こいつ、とんだクズだな…」と思っていたのだけれど、まさかそんなに想える相手ができていたなんて。お姉ちゃんはうれしいです。
またすてきな出会いがありますように。そして付き合えた時はなるべく早く報告してください。以上。

 本当に即刻教えてください。

 

(3)高校からの女の子、三ツ葉(仮)

名前は4つあるものからとったので葉っぱの呼び方な訳ですが、彼女と三ツ葉って響の似合わなさがすごい。全然違う。なんというか彼女は、「双子葉類」みたいな名前が似合う子です。

第一印象は《え、怖い怖い、何この個性強烈な子》でした。
知り合いがほぼいない学区外の高校で、入学式が終わって初めて自分のクラスに入った時に、他の誰に対してよりも先に「うわ!伝統と厳かな雰囲気を重んじるこの進学校に通うには似つかわしくないファンシーな手提げを持ってる子がいる、こっわ!!」と思ったのが最初。100年以上の伝統(#とは)のある進学校は保守的で、合格したのも保守的な生徒たちばかりだったのだけれど、三ツ葉は数少ない前衛的な女の子で魅力的でした。的が多いね。

彼女とは所属しているグループが違ったのだけれど、なんとなくお互いにシンパシーを感じてちょこちょこ喋るようになり、私が不登校になると適度に学校のことを教えてくれるようになりました。
2年生になって、私が復活するのと入れ替わりで彼女が不登校になり、2人して英語と世界史で赤点を取り補講を受け、運命共同体みたいな感じで高校生活を送っていました。

とは言いつつまだその頃は苗字にさん付けの微妙な距離感だったのだけれど、卒業式の数日前に
「大学どこ?」
「神奈川だよ」
「私も神奈川。住むのどこ?」
「どこそこ(小田急沿い)だよ」
「え、私も一緒なんだけど」
「え!?」
「は!?」
という話から新居が徒歩5分圏内だと知って、急速に距離が縮まったのでした。
お互いに運命共同体みたいだなぁ、似てるなぁ、とは思ってはいたのだけれど、今ほど仲良くなるのはちょっと遅かったんだよなぁ。なつかしい。

学生時代は超依存しまくりの生活でした。
三ツ葉がどんな男と付き合って、どんな男に惚れて、どんな男に付きまとわれて、どんな男に憧れてたかを全部知っています。まあその分、三ツ葉は私のことを全部知ってるのだけれど。三ツ葉が危うい橋を渡ろうとする時に「待て待て」と声をかけるのは私で、私がドロドロの海に沈んでいこうとする時に「そっちじゃないよ」と声をかけるのが三ツ葉。
今ではあの頃ほど連絡の頻度は高くないけれど、会わずともそういうタイミングでお互いが気づくのは変わらないんじゃないかな。とても心地が良いのです。

大学生の頃私は寮に住んでいて、大学卒業とともにそこから徒歩10分のアパートに引っ越したのだけれど、その新しい家に迎えた家具家電は全部その子が使っていたものです。今恋人氏と住んでいる家にもちょこっとある。洋服ももらったりあげたりしていたので、友達だけど姉妹みたいな感覚になる時もあります。
2人とも大学時代に住んでいたあの街が、今もだいすきです。

ちなみに、ドタキャンしても怒らない、怒られない間柄なので、お互いよく予定を飛ばします。この前も三ツ葉が風邪ひいたということで、ピクニックの予定が飛びました。お互い、よくあることです(笑)

 

 

(4)大学で仲良くなった女の子、四葉ちゃん(仮)

四葉ちゃんは、恋人氏と付き合うまでの心の恋人というかなんというか、そういう感じです。
ハンサムな格好が似合う子で、彼女が白Tとジーンズに手ぶらで遊びにくるときがめちゃめちゃ好きでした。ときめくんですよ。手ぶらというのが評価高めのポイントです、イケメンに見えるのです。最近あまりこういう格好してくれないので寂しいのだけれどもね。

恋人氏と付き合う前、四葉ちゃんは結構な頻度で私の家に泊まりに来ていました。もはやあれは半同棲です。
当時、彼女の職場が私の家に近かったのだけれど、彼女は深夜まで仕事してボロボロになっていることがしょっちゅうで、「自分の家に帰るより私の家の方が近いんだから」と言いくるめて私の家に帰ってこさせていました。わざとです。寂しかったので。私も精神的に色々あって、四葉ちゃんに依存していたのでした。
朝、今日は何時頃に帰れそう?と彼女に聞いて、夜は仕事から帰ったらご飯を準備してお風呂を沸かして待つ。彼女がうちに帰ってきたらご飯を出して、着替えを出して、その日あった話を聞く。そんな毎日を送っていました。(文字にするとほんとうに恋人みたいだ)

2ヶ月前に四葉とちゃんと飲んだ時、「つきのに彼氏ができて私とあまりLINEができなくなったとき、私は事情を知らなかったから(当時の恋人氏は嫉妬深かったし全面にそれを出していたのであまり連絡ができなかったのです)、『ああ、捨てられたんだな』『別の女の子ができたか』って思ってたもん」って言われたのだけれど、そう思わせてしまうくらいには毎日一緒にいたし、同棲生活が終わってもくだらないことでLINEし合っていました。
今でも興味のあるニュースや芸能ネタ、そのほか下らないことをちょこちょこ送りあっています。これがねぇ、楽しいのだよねぇ。M -1のことを書いたブログに出てきた、一緒に漫才師のミキを応援している友だちは、四葉ちゃんのことです。

四葉ちゃんとはいろんな話をします。たぶん、この中でいちばん何でも話している気がする。(三ツ葉は私の人間関係周りのことはよく知っているけれど、それ以外のことはあまりわからない話も多いんじゃないかな。)
四葉ちゃんとの会話で時々、ずっと脳天が開きっぱなしになって大量にインプットしながら、最高に自分の琴線に触れるアウトプットができる時があるのだけれど、その時が私はとても楽しくて麻薬みたいだなぁと思っています。この時間が私はだいすきなのです。脳天がぱっかーんと空いてる状態でいろんなことが浮かんだり入ってきたりする感覚なのだけれど、伝わりますかね、伝わらないかな。まあ簡単にこの感覚を言い表すとすれば、「脳みそのセックス」です。確実にそう。めっちゃくちゃ気持ちいいので。だいたいふたりでご飯を食べたりお茶したりしているときに、そうなります。(あ、これは恋人氏に怒られそう、違う人と話してるときのことセックスとか言っちゃダメだよね。とはいえ、なるんだよなぁ。でも恋人氏と話してるときにも時々なります、ちゃんと。私の喋りが止まらなくなってるときはこれです)

学生の頃、四葉ちゃんは脚本を書くのが好きだったのだけれど、彼女の作品のいちばんのファンは私のつもりです。ほんとうに面白いものを書くのです。あと、四葉ちゃんはオノマトペの使い方が上手です。

ちなみに、私がnoteで書いた話に出てきた「友だちのへり」という言葉も、彼女との会話の中で生まれたものです。この話の時も脳天全開でした。 ちなみに元彼のパーカーを寝巻きにしているのは、三ツ葉がモデルです。彼女はしばらく忘れられなくて、いつまでも「元彼の匂いがする…」ってしくしくしてたけど。

note.mu

 

以上、こんな4人に甘やかされて私はここまで大きくなりました。
大事な友達はこの4人だけだけど、私はしあわせです。

みんな、いつもありがとう。
全然会えてないけれど、だいすきです。