つきの徒然

アセクシャルな人間の日々の雑記

ようやく会えた人たちの話

 

忘れもしない2016年12月8日、久しぶりに開いたTwitter で、大好きなバンド Suck a Stew Dry の活動休止を知りました。

 

大学生の頃に知って、それからずっと日々の支えにしてきた大好きなバンド。
ちゃんと休みの取れる職場に就職して、絶対に聴きに行くぞと決めていた大好きなバンド。
CD はしっかり買いつつも、一度もライブに行けなかった大好きなバンド。

 

衝撃でした。泣きました。
お金を落とせない人間に泣く資格なんてないと思いながらも、もう絶対に彼らの曲を目の前で聞くことはできないと言う事実に愕然としました。

 

こんなことになるなら、あの日実習の会議をすっぽかして会いに行けばよかった。
こんなことになるなら、生活がしんどくなってもいいから行けばよかった。

でもどれだけ悔やんだところでもう終わりは確定していることで。

それに加えて当時の私は毎日の生活費を稼ぐことで精一杯で、実際には彼らに会いに行く時間もお金もありませんでした。罪滅ぼしのような気持ちで、必死に残したお金でCDだけは買っていましたが、それをゆっくり聴く時間も余裕もなく。
いろんな物事が重なって、なんとなく彼らへの気持ちを持て余している時期でもあったので、余計にショックが大きかったことを覚えています。

 

 

それから毎日、「もう彼らに会うことはできないんだ」と言う思いを抱えながら、それまでと変わらない日々を過ごしていました。

いなくなる前に気持ちを伝えておけばよかった、なんてセリフを映画で聞くたびに「なんて陳腐な感情なんだろう」とバカにして生きてきましたが、人間本当に大事な人たちに思いを残したまま失ってしまうと、「もっと会っておけばよかった」「もっと伝えておけばよかった」としか思えないようです。この時初めて知りました。

それから毎日通勤時間に彼らの曲を聴きました。

 

さみしいし後悔も尽きないけれど、「もうこれからはこんなヘマはしないように好きな人たちには好きと言えるような人になろう」と少し気持ちの整理をつけることができるようになった矢先の3月9日。


「" Suck " の日だなぁ、木曜日だなぁ、奇跡みたいな日だから彼らの曲 Thursday's youth でも聴こうかな」とPCを立ち上げ、その傍らでTwitter のTL を更新した私の目に飛び込んできたのは

 

 

 

また泣きました。
帰ってきてくれました。

おかえりなさい。ありがとう。


何よりうれしかったのが、前のバンド Suck a Stew Dry の曲名を新しいバンド名にしていたことでした。もうキライなんだろうなぁ、思い出したくもないんじゃないかなぁと思っていたので。

号泣しながら彼らの新曲 さよなら を何度も何度も繰り返し聴きました。

 

以前の後悔も踏まえて、今度は絶対に行くぞ行くぞ、と思いながら、なぜか、

1年が過ぎ

2周年が迫り。

ライブはおろか、近々のCD も買えておらず、あれ、あれあれ。

 

Twitter で彼らの情報はしっかり得ているのでライブをしていることもCD が出ていることも知っているのだけれど、余裕のない毎日を送ってしまっていた私は、彼らのことだけでなく色々な「好き」に対して、またいつでも後悔できる準備ばっかりしていました。
そもそもライブに関しては、あまり対バンが好きじゃないので彼らしか出ていないライブじゃないと行きたくないというのがあるのだけれど、まあそれはただの言い訳なので。

 

お金がない余裕がないと言っていた私ですが、2019年になってあることをきっかけにお金を出して会いたい人に会ってから、人に会うためにお金を使うことの有意義さを知ることができ、ふと、「彼らの2周年ライブは行けそうな気がする…」と思うことができたのです。そこからは全速力でチケットを取り、入金し、ローソンでチケットを発行し、あっという間の当日、ふわふわとした気持ちで初めて訪れたライブハウス前の行列に並んでいました。

成長したなぁ私、なんて思いながら、ライブハウスデビューを果たしました。
大きなホールでのスタンディングのライブは何度か行ったことがありますが、ライブハウスは初めてでした。

 

 

 

 

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3rd live tour「miracle」@渋谷GARRET udagawa

 

 

1時間半、ずっとずっとしあわせでした。

袖から彼らが出てきただけで軽く感極まってうるうるしていたのに、ほのあかるい中シルエットの彼らが弾き始めた曲が、彼らのバンド名にもなった前身のバンドの曲 Thursday's youth で。

 

私の涙腺はいきなり崩壊してしまいました。

もう二度と聴けないと思っていたから。

まさかその日聴けるなんて思わないじゃないですか。

大好きな曲だったんです。前の彼らの曲で一番好きだったから、普段はイントロとタイトルが結びつかない私でも一瞬で気がつくことができました。

 

ほんとうにうれしかった。

 

前から5列目のど真ん中で、私は一人、号泣していました。

聴きにきてよかった、と、ずっとずっとしあわせな気持ちでした。

生きててよかったなぁ、死なせてくれなくてありがとう、と心の中でずっと繰り返していました。

 

 

 

THURSDAY'S YOUTH

いちばんだいすきなバンドです。

皆さんもよかったら聴いてみてください。