つきの徒然

アセクシャルな人間の日々の雑記

結婚したい時もしたくない時もあった話

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質問箱にもらっていたメッセージがよくわからないアイコンを押したらどこかに行っちゃって、質問箱経由で答えられなくなってしまったので、ここに書きます。

 

「今の時代に結婚って必要なものなんですかね?」
って質問でした。

 

一緒にいたい相手との結婚って、実際は必要なんでしょうか。どうでしょう。
私の考えもあるにはあって、どう答えるのがいちばんニュアンスが伝わりやすいかなぁ、といつも迷うのですが…
「何に重きを置くか、どういう形を望むか」次第なのかなと思っています。簡単に言うとね。

 

私は結婚したいと思っていますが、なぜそう思うかというと、儀式や工程を積み重ねていく分「ちゃんとこの人と生きる」って気持ちをより強くできるのでは?と思っているからです。
ふたりで生きていく約束をしたのなら、お互いが自分と相手のためによりよい生活を送れる努力をしなきゃいけなくて、でもそれってけっこう大変なことだろうから、「どんな時もあなたと私で生きる」という覚悟を持つためにも、「結婚」という形があったほうが助かるのかなぁ、と。私の場合はね。

 

恋人氏も私もよく言うのが、「あなたしかいない」「あなたでよかった」「ずっと一緒にいようね」みたいなことなのだけれど、正直ね、恋人同士って別にいつさよならしてもいいわけですよ。
そんなさみしいこと言わないでよ、って思われるかもしれないけれど、【お付き合い】は別に拘束されているものでもないし、結婚みたいに契約を交わしているわけでもないし。だから、めちゃめちゃに束縛している人とか、「今何してるのー?」って連絡がただの業務連絡で済んじゃう恋人にとっても怒っている人とか見ると、「旦那さんじゃないのにそんなに怒るの?」「なんでそんなに相手を自分の手の内に籠めようとするの?」と思ってしまいます。
【夫婦】でないなら、もっと楽な気持ちでいていい関係なんじゃないかなぁ。そりゃもちろん、相手を思いやったり、相手を傷つけないようにという気遣いは必要だけれど、でもそこまで自由を無くしてしまうのはどうなの?と思うのです。

 

私は死んでしまうレベルで束縛が大嫌いなのだけれども、それはたかが【恋人】に個人の自由を制限する権利はないと思っているからです。ただこれは、お互いに誠実であるという条件下で、ですけどね。浮気ばっかりしている恋人のことは束縛してもいいと思います。まあ、束縛よりも別れたほうが幸せになれると思うけど。みんな幸せに生きよう。

とはいえまあ、冷めた話、「たかが恋人、されど恋人、でも所詮恋人」なわけです。夢もクソもない言い方だけれども。でも、これが本音です。

もちろん友人とは比べ物にならないくらい、私にとって恋人氏は大切で失えない人です。その上でもまだ【恋人】なわけで、最終進化はしていないから、もし万が一、今の私が実は社長令嬢で許嫁がいて政略結婚させられて「しまった」としたら、私は恋人氏ではなくどこの誰かもわからん好きでも何でもない【夫】の味方になります。それが私の【結婚】というものに対しての考え方なので。政略結婚じゃなかったらそりゃもうめっちゃくちゃに反対するけどね、今の私は絶対嫌だもの、恋人氏以外と一緒にいつづけるなんて。

 

ここまでだらだらと書いてしまったけれども、要約すると、【恋人】というのは「あなたのことが大切ですから、誠実でいます」「わたしもそうします」という暗黙の了解的なものの上に成り立った、とっても不安定な関係性だと私は思っている、ということです。

 

以上のことから、「こいつは結婚という形で関係を縛っていないと、どこかへ逃げていきそうだなあ」という印象を受けるかと思うのですが、相手が恋人氏じゃなかったら、その見解はあながち間違っていなかったと思います。

正直な話、最悪結婚なんてしなくていいと思ってたのでね、それまで。
「とりあえず今が楽しければいいよ、次に好きな人ができることもあるだろうし、あの子もその子もきになるなぁ」って人だったら、私もそれはそれは遊びまわっていたかもしれないし、私が唯一「結婚しないでいいなら一緒にいてもいいかな、お互い負のほうに引っ張り合うけど」って思っていた人を切ってなかったかもしれない。まあ、そうなってたらたぶんもう死んでるんだけどね。

今の私が、どんなに恋人氏とけんかをしても、どんなに大変なことになっても、お互いに理解できないぞこれはってことがあっても、「あきらめないでちゃんと理解しあおう」という気持ちを削がれないでいられるのは、最初のころから恋人氏が「一緒にいたい」「結婚したいと思っている」と言い続けてくれているからです。恋人氏がそういうこと言ってくれる人じゃなかったら、おそらく結婚に対しての考えは変わってなかったんだろうなと思います。
いい人ですなんですよ、恋人氏。私との関わり方を理解するのが最速でした。だからたぶん私が付き合いたいって気持ちになれたのです。奇跡みたいな人です。

 

 

ときどき、冷静に「このご時世、結婚する必要があるのか」って私も考えます。
どちらかにとてつもない負担がかかる名義変更や諸々の手続き、「〇〇家」という概念、そのほかにもたくさん『なぜなにどうして』が湧き上がってくるのも事実です。
だって結婚しなくても一緒に居られるし、子供だって産めるし育てられないこともないし、名字を一緒にする必要性はゼロだし。多少税金がどうとか家族以外面会謝絶の時にどうとか、くらいの事務的なメリットしか思いつきませんしね。
恋人氏と付き合う前は、社会からの逃避の手段としてしか結婚を考えていなかったので、なおさら「好きな人と結婚したい」というキラキラした印象が遠のいていたのだと思います。

そこまで結婚の必要性に対してドライな気持ちを持っているにもかかわらず、恋人氏と付き合う過程で、「この人と一緒の名前になりたい」「この人と一緒にがんばるための約束が欲しい」と思うようになって、結婚したいなという気持ちに至りました。奇跡。
「同じ苗字になって、表札がひとつになって、役所や病院で呼ばれる名前が変わって、最初は慣れないけれどいつの間にか当たり前のものになっていく」感覚も、ちょっとは知りたいし。

 

といった感じで私は結婚を望んでいるので、別に夢見てる感じもないし、最悪お互いの事情で結婚せずに恋人のまま生きることにしたとしても、おそらくすんなり受け入れられるんだと思います。

そんな感覚の私からしてみれば、「結婚って必要?」って質問に対して思うのは、「必要だと思う人もいるし、必要でないと思う人もいるだろうから、もうみんな好き好きに生きたらいいじゃん、周りのことなんか気にしないで」ってところかなぁ。

「周り」というのは、言われる側じゃなくて言う側も含みます。あの子は結婚してない、あの子は結婚したくないって言ってた、なんてどうでもいいじゃないですか。その人がそう思ってるのだからね。

結婚したあなたは勝ち組だって言いたいの?だったらそういう言葉をかけてくれるおともだちを作ったらいいんじゃないかな?結婚を選ばない人のことは放っておいてあげなよ、あなたとは価値観が違う人なんだから。あなたのその言葉は意外にも凶器なんだよ、と、何か聞くたびに思います。

 

結婚したい人も、したくない人も、好きな人と一緒に居たい人も、友だちでいられるだけでいい人も、好きな人がいなくていい人も、そんな思考になったことがない人も、みんなそれぞれのしあわせのなかで暮らしていける時代になったらいいなぁ、とおもいます。

私が令和に求めるのは、ただそれだけです。