月が綺麗だからなんだって話で

アセクシャルな人間の雑記

さみしくて死にたい24時間

昨日はうっかり死ぬんじゃないかと思った。寝て起きたら昨日よりはマシになってたことに一番安心した。

耐え。さみしさは耐え。それのみ。つらすぎると思う。耐えるしかない。昨日のさみしさは「自分の脳全部を移植したかのような人間にいてほしい」わがままと「人は他人と完全には分かり合えない」絶望と「分かり合える部分があったところで余計に分かり合えないところが濃く残ってむしろさらに悲しくなる」虚しさと「だったらもう誰でもいいからそばにいてくれよ私は何もあなたに返せないけど」の無責任さによるものだった。全部救うのは無理だし、どれかを叶えようとしても最後のカードがくっついてくることで無に帰すというクソ仕様。人に触れられさえすれば、最後の無責任さは多少薄くなるのだけれど、人とそういうつながりを断てば断つほど加速度的に触れたくないと思うようになってしまって、想像するだけで吐き気までするようになった。もう私は本当に、抱きしめるところまでしか受け入れられない。

少し前にいわゆる普通恋愛ができる人が「あまり恋愛がわからないかもしれないと思ってる人間はもうこっちに入ってこないでほしい、こっちが傷つく」と言っていた。私もこれには同意する。我々はわかり合おうと思ってもどちらかがどこかのタイミングで無理をしなければならないので、最初から住処を分けるべきであると思う。わからないものはわからないもの相手に恋愛の真似事をしてみれば、あちらの人たちと一緒にいる時ほどのつらさを感じなくていいかもしれないし、あちらの人たちもこちらをその気にさせようと躍起にならなくて済むはずだ。だから私たちは別々に生きた方がいい。たぶん。おそらく。

さらに言うなら、性欲が無い人はプラカードでもかけていてくれないだろうか。住処を分けるまではしなくていい、ただ私が安心したいだけだから。人といたら紛れるさみしさがあるのに、誰に手を伸ばしたらいいかがわからない、だから一人でどうにかするしかなくて、この数年ずっと一人でどうにかしてきたけれど、さすがに限界が近いことがわかってきた。苦しい。話がしたい。苦しい時に隣にいてくれるだけでいい人がいたら、本当のところどうかはやってみないとわからないけれど、多少どうにかコントロールできるところはあるんじゃないか。昨日は本当に死ぬところだった。さみしかった。心の底から誰かを守ろうとする女の子の漫画を読んで抉られて、自分は一生そんなことがないんだと実感させられて、気づいたらどん底だった。今思い出したけれど、私にはそうなった時用の薬があるんだった。それを飲めばよかったのか。しかも昨日はお昼ご飯を食べた後に飲む胃薬の類を一個も飲んでいない。だから今朝起きた時胃が気持ち悪かったのか。ダメダメだ。そう、薬があっても「それを飲む」と言うところに辿り着く前に本当に死にそうになるのだ。難儀。もう殺してほしい。

私が死んだら大勢が泣くような人間になりたい。まだそこまで至ってないから死ぬわけにはいかなくて、少し助かっている。私のお葬式は、お線香は誰かが束で燃やしてくれてたらいい。ひとりひとり焼香するのも効率が悪いし時間がかかりすぎる。白檀の香りが好きだから線香は燃やされてさえいれば、誰がどういう対応を取っても問題ない。お経は読まなくていい。ビュッフェ形式にして、椅子とテーブルもあるけど、立食パーティみたいにして、おいしいご飯を食べてたくさんおしゃべりしてほしい。私の話はそんなにしなくていいけど、誰かが泣き出したらみんな私を思い出して泣いてほしい。あと喫煙者の特別室を用意したい。そこでは線香の代わりにアメスピのウルトラライト(メンソールの黄緑5ミリ)を燃やしてほしい。私が天国なり地獄なりで吸えるありったけのたばこを燃やしてほしい。棺桶にもたばこを死ぬほどつめてほしい。花もあってもうれしいけど、かすみ草かあじさいかスターチスがいい。それ以外だったらいらないからたばこを入れてほしい。ただ、うちの両親はたばこが無理な人間なので、骨になる時にはたばこを出してもらわなきゃいけない。それは面倒臭いし進行工数がかかるな。やめよう。喫煙部屋で線香の代わりにたばこをあげるだけにしよう。泣く泣く。仕方がない。みんな私が死んでもおいしくご飯を食べてほしいけれど、しばらくは私を思い出してしくしく泣いてほしい。しれっと両親より先に死ぬ想定で話していたけれど、それは信念上の理由でNGなので、やっぱり棺桶にたばこ死ぬほど入れてください。入れられます。私はチェーンスモーカーなので3時間で一箱吸えます。それを踏まえて、ありったけのアメスピを詰めてください。

とまあこんなふうに自分の葬式の想像をするくらいの元気は出た。昨日早く寝た自分が本当に偉かったと思う。さみしさも睡眠欲には勝てない。いつも解決せずに寝ているから問題は膨らむ一方なのだけれど。

似たような思考で性欲もない人間がうっかり私と一緒にいたら楽しそうだなと思ったりしないかな。まあそんな人間に会ったことさえないけど。私が一緒にいたいと思う人間も現れたことないし。まずはそこからか。もう待つのも面倒くさくなったから神様のうっかりうっかりで今年はそんな人がうっかり現れちゃいますように。うっかり上期中に。ハハ。

私の葬式は金額が嵩むと思うので資金は用意してから死にます。みんな来てね。テレパシーで招待状出すからさ。