月が綺麗だからなんだって話で

アセクシャルな人間の雑記

私の人生の第一章が終わった感じする

第一章なのか第二章なのかわからないけれど、今回の1ヶ月の夏休みで一旦、色んなものが終わった気がする。

 

ずっと私がいるべきは「ここ」じゃないと思って高校は地元から電車で行かないといけない学校に進学して、それでも「ここ」じゃなかったから大学は東京にきて、それでも「ここ」じゃないと思いながら色んなところを転々としながら、今なんとなく「ここ」ならいいかなと思ってるところに腰を据えている。でも私の憧れは留まるところを知らないから、もしかして海外なんて手もあるのかも、なんて思いながらパスポートさえも持ってないような日々を過ごしていて、やっと今年、色んなタイミングがあってイタリアに行くことにした。

 

結論、別に海外じゃなくていいかも。私は日本の潔癖さが好きかもしれない。

 

それでも何かが一区切りついた気がすると言うのは、誰とも一緒にいないことへの罪悪感を振り切ったのもこの夏、誰のことも生まないけれど生まれてきた子供たちを守ることをしたいと思ったのもこの夏、本当に富豪になれるな私と確信したのもこの夏、私はやっぱり物を書きたいよと思い直したのもこの夏、かつて好きでも手放したものがまた戻ってきつつあるこの夏、私は勇気さえ出せば色んなことをやっていけるんだと認識できたのもこの夏、仕事への忠誠心が完全に切れたのもこの夏、私の見てる世界は人には理解されないかもしれないけどそれでもそれが私の正直な気持ちなんだから仕方ないじゃんと腹が括れたのがこの夏。全部この夏。

それまでの私は人に私のことをわかってほしかった。あなたの考えてることわかるよ、と言われたかった。だからこそ「わかる」って言われると腹が立っていた。だって私の考えてる全てをわかってもらえてるわけじゃなかったから。未熟で、人と繋がりたくて、寂しかったんだと思う。

 

今は、私の見えてる世界を面白いと思ってくれる人が少しだけでもいるんだから、それでもいいかなと思う。みんなにわかってもらえなくても。人と繋がらなくても良いし、寂しくてもいい。未熟なままではあるけれど、理解者が欲しいんだったら、自分の枠の中に入ってくる人を待つんじゃなくて自分が枠をどんどん大きくしていってその枠の中に自然と含まれてしまう人を増やしていけばいいんだと思った。

30歳になるし。なんかいい区切りなんじゃない?わかんないけど。手の届く範囲だけが私の世界じゃないよと思えたから、これから私は富豪になるし、プライベートジェットも買って乗り継ぎ必要のない海外旅行もたくさんするし、ちょっとスられたくらいじゃ痛手にならないし、会社で働くのもいつかやめるし、私が生きてるだけでたくさんお金が入ってくるようになるし。私のことをいいように使ってる人たちのことも全部許せるようになるし、いつか。私がいなくなるとき泣いてもらいたいとか、私がいなくなって崩壊するものが多かったら嬉しいなと思ってしまうのも、もう受け入れたし。

 

ここからまた新章が始まると思わせてよ。