月が綺麗だからなんだって話で

アセクシャルな人間の雑記

私を殺す言葉

やっぱり、「私を見ている」立場の人の言葉はいつも私を動けなくさせる。

本当に見ているかなんてわからない。私のいつを、どこを、なにを見ているかなんてわからない。

わからないのに、その人から発せられる言葉が、せっかく立ち上がって再び走り出した私の脚を、腕を、身体を、絡め取ってまた沼に引き摺り込む。

私がネガティブなのがいけない。私が全部を真に受けてしまうのがいけない。個人的な感情を持ち込んで評価する人間の言葉なんて聞き流せばいい。

そう頭では思っているのに、

「病気を盾にしている」

「早く帰るから仕事を処理するのが遅い」

「遅いから頼めない」

「頼みたい時にいないから頼めない」

「そう思われてしまうよ」

こんな言葉が、私の何を見たんだと叫びたくなるような言葉が、耳の奥にこびりついて離れない。

 

そう思われてしまうよ、ではなくて、わたしはそう思っている、なのかもしれない。あの人以外は誰もそんなこと思っていないかもしれない。あの人は何人もの人間を抱えているからひとりひとりをよく見ているわけではない。そう思うようにしているけれど、だったらなんでそんなふうに思われてしまうのかとか、他の人が本当にそう言ってるんじゃないかとか、私の上長であの人の部下なその人が私のことを「そう」報告してるんじゃないかとか。

周りの何を信じたらいいのかわからない。

周りとどう接したらいいか、まだ頼まれ足りないか、まだ働き足りないか、まだ隠し足りないか、まだ努力が足りないか、まだ、まだ、まだ、

 

私の何が遅いのかを教えてほしい。

私がトラウマになったからできないと言った仕事以外に何を断ったのかを教えてほしい。

いつ何を頼みたかったのかを教えてほしい。

私が何を処理できずに早く帰ったのかを教えてほしい。

 

何をどうすればこれ以上傷つけられないかを、教えてほしい。

私も、残業をたくさんしている人の方が好きで、みんなで残業していると「うちら頑張ってるね」って言っちゃうあなたが、心の底から嫌いです。